// articles
テクノロジーラボからの発信。
AI・データ・事業開発に関する SUNUP からの知見を、note.com で公開しています。
2026年10月19日
飲食店の予約システムを自分で始めるには?申し込みからGoogleマップに予約ボタンを付けるまでの手順
飲食店のネット予約は、申し込み → 営業時間・席・予約の受け方を決める → 予約フォームを公開 → Googleマップ・Instagram・LINEにリンクを貼る、という流れで、お店が自分で始められます。営業の人と打ち合わせをしたり、導入を何週間も待ったりする必要はありません。この記事では、当社の「kibi 予約」を例に、実際の画面で手順を追います。当社が試験環境で試したところ、席が4〜6卓ほどのお店なら、申し込みから公開まで15分ほどでした(席の数が多いお店は、そのぶん長くなります)。kibi 予約以外のサービスでも、決めることはほぼ同じです。続きをみる
2026年10月18日
運送会社の請求書と支払通知書、インボイス制度で何を書けばいい?
運送会社が荷主に出す請求書は、インボイス(適格請求書)の6つの事項を書けば、様式は自由です。傭車先に払うときは、元請が作る「支払通知書」でもインボイスの代わりになります。その場合は、傭車先の登録番号を書き、傭車先に内容を確かめてもらう必要があります。もう1つ、2026年10月から変わった点があります。免税事業者(軽貨物の個人事業主など)に頼んだ運送の消費税は、これまで80%を控除できましたが、2026年10月1日以後に終わった運送は70%になりました。国税庁の資料と Q&A で整理しました(2026年10月18日確認)。続きをみる
2026年10月18日
グルメサイトに頼る形から、自社予約へ──Googleマップ・Instagramに「予約の入口」を置く時代
お客様が飲食店を探す場所は、グルメサイトだけではなくなりました。SNSや動画で 店を知り、Googleマップで確かめてから予約する、という流れが当たり前になりつつあります。そうであれば、GoogleマップやInstagramのプロフィールに、自社の予約フォームへのリンクを置くことで、グルメサイトに払っていた手数料の一部を浮かせ、お客様とのつながりを自分の台帳に持てるようになります。グルメサイトをやめよう、という話ではありません。入口が増えたいま、自社の予約の入口をきちんと持つことの意味を、公開されている調査と各社の公式の情報で整理します。続きをみる
2026年10月17日
取適法で運送の委託はどう変わった? 荷主・元請・下請それぞれの注意点
2026年1月1日に、下請法を改めた「取適法」(中小受託取引適正化法)が施行されました。運送でいちばん大きな変化は、荷主が運送会社に配送を頼む取引が、新たに対象 になったことです。これまでは、運送会社が別の運送会社に再委託する取引だけが対象でした。対象になると、頼む側は発注の内容を書面かメールで示し、運んでもらった日から60日以内に払い、記録を2年残す必要があります。荷待ちや荷役をただでさせる、協議に応じずに運賃を据え置く、といった行為は禁止です。公正取引委員会と国土交通省の資料で整理しました(2026年10月17日確認)。続きをみる
2026年10月17日
飲食店のキャンセル料はいくらまで請求できる?2026年の法律の動きと、個店のキャンセルポリシーの例文
飲食店のキャンセル料の目安は、経済産業省などがまとめた「No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート」(2018年)に示されています。コース予約は、転用できる食材や人件費を除いたコース料金の全額まで、席だけの予約は「平均客単価の何割か」が一つの目安です。どちらも、上限は消費者契約法の「平均的な損害の額」で、それを超える部分は無効になります。2023年からは、お客様に求められたらキャンセル料の算定根拠の概要を説明するよう努めることが法律に加わりました。2026年9月にまとまった国の検討会の中間取りまとめも、店の説明責任をさらに強める方向です。これからのキャンセルポリシーは、金額だけでなく「なぜその金額なのか」を予約の前に示しておくことが大事になります。続きをみる
2026年10月17日
レストランボードで他サイトの予約が取り込めなくなる?10月29日の変更と、ホットペッパーに載せていない店の選び方
2026年10月29日(木)から、レストランボードの「他媒体予約メール取り込み機能」は、ホットペッパーグルメに掲載してい る店だけの機能になります。掲載していない店では、食べログ・ぐるなび・一休・Retty などの予約メールが自動で台帳に入らなくなります。さらに、すでに取り込んだ予約でも、来店日が10月29日以降のものは、元のサイトで変更・キャンセルされても台帳に反映されません。ホットペッパーに載せず、台帳としてだけレストランボードを使っていた店は、10月29日までに「どう続けるか」を決めておく必要があります。公式のお知らせをもとに、対象かどうかの見分け方と、選べる3つの道、10月29日の前後にやることを整理します。続きをみる
2026年10月16日
物流の法改正、2025年4月と2026年4月で何が変わった? 荷主・元請・下請ごとに整理
物流の法改正は、2025年4月と2026年4月の2回に分けて施行されました。2025年4月は「全員への努力義務」と「運送の契約 ・委託のルール」、2026年4月は「大きな会社への義務」と「多重下請・白トラの規制」です。さらに、2028年6月までに、トラック運送の許可の更新制と「適正原価」が始まる予定です。対象は運送会社だけではありません。荷主(発荷主も着荷主も)に義務や罰則がかかるものもあります。国土交通省の資料で、施行日と立場ごとにまとめました(2026年10月16日確認)。続きをみる
2026年10月16日
スマレジと連携できる予約台帳は?ウェイターと予約をつなぐと何が変わるか
2026年10月時点で、スマレジ・ウェイターと公式に連携できる予約台帳は、トレタ、TableCheck、ebica・Resty(ロカオプコネクト経由)、kibi 予約です。どれも、スマレジのフードビジネスプラン(1店舗 月15,400円・税込)の契約が前提です。スマレジ自社の「予約管理」アプリもありますが 、つながる先はウェイターではなくスマレジ・POS(レジ)です。予約台帳とウェイターをつなぐと、予約が卓に出て、着席と会計が台帳に戻ります。「予約の名前を卓に書き写す」「来店したかを台帳に付け直す」手間がなくなり、予約ごとの客単価も見えるようになります。続きをみる
2026年10月15日
物流の2024年問題で、飲食店の発注はどう変わるか──「今日頼んで明日届く」が当たり前でなくなる
物流の2024年問題は、2024年で終わった話ではありません。国は2030年度に向けて「運べる量が減る」ことを前提に、商慣行の見直しを進めています。飲食店の食材の発注にとっては、納品までの日数が延び、小口の注文ほど割高になり、「1日先を読んで、まとめて、正確に頼む」ことが求められる方向です。公表されている資料をもとに、いま何が起きていて、飲食店はどう備えればよいかを整理します。続きをみる
2026年10月15日
Excel の配車表は、どこで限界が来るのか
Excel の配車表は、それだけで悪いものではありません。国土交通省は、実運送体制管理簿について「必要事項が記載されていれば、既存の配車表等も活用いただけます」としています。関東トラック協会のガイドブックも、ICT の第一歩として表計算ソフトで乗務の計画や運行指示書を作ることを勧めています。限界が来るのは、配車表の1行が、ほかの記録の「元」になっているときです。誰が・どの車で・どこからどこへ・いつ運ぶかという1行は、業務記録(日報)、運行指示書、労務の管理、実運送体制管理簿、請求の元データでもあります。予定が変わるたびに、それを何か所も直すようになったところが境目です。国土交通省の 資料と調査をもとに整理しました(2026年10月15日確認)。続きをみる
2026年10月13日
動態管理とは? スマホアプリ・車載器・デジタコの違いと費用
動態管理は、走っているトラックが今どこにいて、予定どおりか遅れているか、荷積み・荷卸しなど何をしているかを、事務所で見られるようにすることです。機器の名前ではなく「やること」の名前で、位置を取る手段は大きく4つあります。スマホのアプリ、車に付ける通信型の端末、通信型のドライブレコーダー、通信型のデジタコです。費用の桁は手段で変わります。公開されている価格で見ると、スマホと車載の端末は1台(1人)あたり月1,500円〜3,360円ほど。デジタコは本体だけで十数万〜二十数万円かかります。国土交通省の資料と、各社の公式ページで整理しました(2026年10月13日確認)。続き をみる
2026年10月13日
AIは「提案」から「実行」へ──飲食店の発注と予約で、人のひと押しはどこまで要らなくなるか
AIを業務に使う形は、「人に案を出すアシスタント」から「決まった範囲の仕事を最後まで実行する役」へ移りつつあります。飲食店の発注や予約も例外ではありません。ただし、人の確認がまるごと消えるわけではありません。人の役割が「1件ずつ承認する」から「方針を決め、例外と記録を見る」に変わる、というのがこの記事の見立てです。公開されている発表や国の文書をもとに、いまどこまで来ていて、これから何が起きそうかを整理します。続きをみる
2026年10月12日
点呼とアルコールチェック、緑ナンバーと白ナンバーで何が違う?
トラックの点呼とアルコールチェックは、ナンバーの色で「根拠の法律」と「監督する役所」が違います。運送会社の緑ナンバーと、軽貨物の黒ナンバーは、国土交通省の貨物自動車運送事業法の「点呼」です。自社の荷物を運ぶ白ナンバーは、警察が所管する道路交通法の「安全運転管理者による酒気帯び確認」です。どちらもアルコール検知器を使い、記録を1年間残す点は同じです。ただ、いつ・何を確かめるか、検知器の数値をどう扱うかに違いがあります。e-Gov の現行の条文と、国土交通省・警察庁の資料で整理しました(2026年10月13日確認)。続きをみる
2026年10月11日
改善基準告示の拘束時間はどう数える? 2024年4月からの上限と計算の例
トラック運転者の拘束時間は、2024年4月から「1日13時間(延長しても15時間まで)・1か月284時間・1年3,300時間」が上限です。ここで間違えやすいのが「1日」の数え方です。1日は0時〜24時ではなく「始業から24時間」なので、翌日の始業が早まると、早まった分がその前の日の拘束時間にも入ります。月曜に13時間しか働いていなくても、火曜の始業を早めただけで、月曜の拘束時間が15時間になることがあります。厚生労働省のパンフレットとQ&Aをもとに、数え方を例で整理しました。続きをみる
2026年10月11日
自動配車とは? ルート最適化で自動になること、人に残ること
自動配車は、配送先・時間指定・荷物の量・車両の条件を入れると、「どのトラックが、どの順番で回るか」の案を計算で作る仕組みです。中身は、数学で「配送計画問題(VRP)」と呼ばれる問題を解くことです。ただし、ソフトが出すのは「決められた時間の中で見つかった、条件を満たす良い案」で、唯一の正解ではありません。急な追加や現場の暗黙のルール、どの取引先を優先するかといった判断は、人に残ります。自動配車は「配車担当がいらなくなる仕組み」ではなく、「ゼロから組む時間をなくし、直すところに集中する仕組み」です。続きをみる
2026年10月11日
配車システムの料金はいくら? ルート配送向け・運送業向け・動態管理だけ、の3種類を比べる
配車システムの料金は、どの種類を選ぶかで桁が変わります。公開されている価格で見ると、次のくらいです。 動態管理だけ:1台(1人)あたり月1,500円〜3,360円ほど。初期費用0円のものもある ルート配送向けの自動配車:初期費用が19万円ほどかかるものや、個別見積もりが多い。月額の例は「20台・配車担当1名で月6万円」 運送業向けの配車・基幹(配車表・請求・支払):月1万円台〜10万円台。初期費用は数十万円〜100万円以上まで幅がある 続きをみる
2026年10月11日
飲食店の発注をAIで自 動化するには?「最後のひと押し」を人に残さない
飲食店の発注をAIで自動化するには、「数を決める」「止める」「送る」の3つを、すべて人の操作なしで回る形にする必要があります。AIで発注量を予測するだけでは、業務としての発注は終わりません。最後に誰かが確認して送信ボタンを押すかぎり、その人の時間と、押し忘れのリスクが残るからです。この記事では、飲食店の食材の発注を自動にするときに何をそろえればよいかを、順番に整理します。続きをみる
2026年10月10日
予約台帳の料金を比べる:無料・月1万円・月3万円で何が違うのか
飲食店の予約台帳の料金は、大きく3つに分かれます。グルメサイトが出している「無料」の台帳、1店舗あたり月1万〜3万円ほどの有料の台帳、そしてグ ルメサイトの空席をそろえる「サイトコントローラー」です。値段の差は、主に「どのグルメサイトの空席まで自動でそろうか」で生まれています。公開されている情報で整理しました。続きをみる
2026年10月10日
グルメサイトの予約手数料はいくら?ホットペッパー・食べログ・ぐるなび・一休・Retty
グルメサイトのネット予約は、多くが「来店した人数 × 1人あたりの手数料」の成果報酬です。ディナーなら、ホットペッパーグルメ・食べログ・ぐるなび(無料プラン)はいずれも1人あたり200円前後。4名の予約1件でおよそ800円かかります。ただ、細かく見ると「ランチとディナーの境目の時刻」や「固定費を払うと単価が下がるプラン」など、サイトごとに違いがあります。公開されている情報で整理しました。続きをみる
2026年10月10日
レストランボードは本当に0円?──10月29日の変更と、予約台帳の「無料」の正体
飲食店の予約台帳を選ぶとき、最初に名前が挙がるのがリクルートの「レストランボード」です。初期費用も月額も0円。ほかの台帳が1店舗あたり月1万〜3万円かかることを考えると、比べるまでもないように見えます。ただ、2026年10月29日から、この「0円」の前提が少し変わります。今回は、予約台帳の「無料」がどういう仕組みで成り立っているのかを、公開されている情報だけで整理してみます。続きをみる
2026年7月7日
Parsewiseに学ぶ、複数文書の抽出精度を極限まで高める方法
「PDFを何十枚か放り込んで、AIにまとめて読ませればいいんでしょう?」。社内文書のAI活用を相談されると、たいていこの前提から話が始まります。1枚のドキュメントなら、いまのAIはほんとうによく読めます。ところが、扱う書類が複数・大量になった瞬間、抽出精度がすとんと落ちる。「あの契約書の解約条項、拾えてないよ?」というやつです。正直に言うと、私自身も複数文書の抽出で何度も痛い目に遭ってきました。単体だと優秀なのに、束になると取りこぼす。しかもタチが悪いことに、これはチューニングでは埋まりません。続きをみる
2026年7月1日
一番賢いAIを使えば勝てる、は本当ですか?
「結局、一番賢いモデルを使えば、一番いい結果が出るんでしょう?」。AI導入の相談をしていると、ほぼ必ずこの前提に行き当たります。たしかに少し前までは、それで正解でした。モデルの性能が、ほぼすべてを決めていたからです。ところが最近、その常識がひっくり返り始めています。単体の最強モデルに素直に投げるより、"やや劣るモデルたちをうまく協調させた"ほうが結果が良い——そんな逆転が、あちこちのベンチマークで報告されるようになってきました。続きをみる
2026 年6月28日
AIネイティブなERPの時代が来た?
「ERPって、結局は数字を入力しておく箱ですよね」。お客様と業務システムの話をしていると、こういう本音をよく聞きます。たしかに、会計や基幹システムって"きちんと記録するための器"というイメージが強い。地味だし、枯れているし、いまさら大きく変わる領域には見えません。ところが、その"箱"の領域に、1年足らずで100億円超($100M超)のお金が集まったスタートアップがあります。Rillet(リレット)という会計ERPです。しかも出資しているのは、誰もが知る名門投資家たち。なぜ、いまさら"入力する箱"にこれほどの期待が集まるのでしょうか。続きをみる
2026年6月28日
AIに会社のデータ、ちゃんと渡せていますか?──OKFとセマンティックレイヤーが教えてくれること
「うちにあるデータ、そろそろAIに使わせたいんですよね」。最近、こういう相談を受けるようになりました。社内にはお客様の情報も、売上の数字も、過去のドキュメントも山ほど眠っている。これをAIに読ませれば、一気に賢い相棒になってくれるはず、RAGとか使ってさ。確かに概念を聞くとそう期待するのは当然だと思います。ところが、いざ繋いでみると様子がおかしい。AIは自信たっぷりに答えるのに、その中身が微妙に間違っている。「先月の売上は?」と聞くと、それっぽい数字を返してくるけれど、よく見ると対象期間も定義もズレている。いわゆる"それっぽい嘘"です。続きをみる
2026年3月24日
ドコモがパーソナルAIエージェントを出す本当の理由 —「SyncMe」が問いかける通信キャリアの存在意義
ドコモが「SyncMe(シンクミー)」というパーソナルAIエージェントを出した。表向きの文脈は「dアカウントを活かしたパーソナライズ」だが、本当の狙いはもっと別のところにあるのではないか。「通信キャリアという業態が、AIエージェント時代に何者になるか」—それがSyncMeという実験の本質。続きをみる